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マンション管理費の値下げはできる?

マンション管理費は、毎月支払う必要がある固定費の一つです。このページでは、マンション管理費の相場や値下げの方法・ポイントを解説します。

マンション管理費の相場

分譲マンション管理費の相場は、平成30年度の調査によると、1平方メートルあたりの管理費の単価は、全国平均で217円でした。なお、物件の総戸数・階数によって大きな違いがあります。外部役員への報酬額は、月額5万円未満が多いものの、10万円を超えている物件も少なくありません。なお、マンション管理費用は管理員の人件費だけでなく、共有部の光熱費や設備の保守点検費用なども含まれます。

※参照元:【PDF】国土交通省HP/平成30年度マンション総合調査 管理組合向け調査の結果
(https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/content/001707279.pdf)

マンション管理費用については、以下のページで詳しく紹介しています。具体的な相場を知りたい方は参照してください。

マンション管理費用の相場
について詳しく知る

マンション管理費を安くすることはできる?

管理会社に左右されやすいマンション管理費ですが、従来より安くすることも不可能ではありません。もし住民の負担が大きくなっている時は、管理費削減を検討してみるとよいでしょう。

マンション管理費は管理会社が設定しているケースが多く、物件によって大きく異なります。また、提供している管理サービス内容によっても変わりますので、値下げしてもらう余地があるのです。

ただ、管理会社はボランティアではなくビジネスとしてマンション管理を提供しています。一方的な値下げ通知はトラブルに発展しますので、じっくり交渉することが大切です。

マンション管理費の値下げ交渉をする方法

マンション管理費の変更や金額の決定権を持つのは管理組合です。値下げ交渉する際は、管理組合を通してマンション管理会社へ働きかけてもらう必要があります。なお、マンション管理費の変更についての規約がない場合、総会による賛成決議も求められます。

また、値下げの際は管理会社としっかり話し合うことが重要です。実際にマンションを管理するのは管理会社ですので、管理組合の一存では管理費を値下げできません。場合によってはサービス内容の見直しも含め、交渉してみるとよいでしょう。

マンション管理費の値下げ交渉のポイント

代行管理人の利用を避ける

マンション管理費を抑えたい時は、代行管理人の利用を止めるのも手です。マンションの管理人が何らかの事情で休んだ際に、管理会社から派遣されるのが代行管理人です。しかし、代行管理人の人件費はかなり高く、管理費を押し上げる要因となっています。

代行管理人の利用を避けると、人件費の分だけ管理費をカット可能です。ただし、マンションの管理人が休みを取得した場合、不在の日が発生するので注意しましょう。

管理業務を管理組合で直接発注する

マンションの管理業務を管理組合で直接発注できないか、管理会社と交渉してみましょう。点検などの各種業務は、管理会社が下請けに発注しているケースがほとんどです。しかし中間マージンが発生しますので、費用が高くなる場合があります。

管理組合が直接発注すれば、中間マージンなどのコストカットが可能です。管理組合で直接発注する手間は増えますが、マンション管理費を削減したい時は検討してみましょう。

他の管理会社への変更も検討する

マンション管理費を抜本的に見直したい時は、他の管理会社への変更も考えてみましょう。マンション管理費は管理会社によるため、見直しによって削減できる可能性があります。管理業務の引き継ぎなどの手間は増えますが、管理会社によっては各種業務の引き継ぎ・変更もサポートしてもらえます。

また、他の管理会社の見積もり結果をもとに、現在の管理会社へ値下げ交渉してみるのもおすすめです。見積もり結果次第では、値下げ要求に応じてくれる場合があります。

値下げ交渉時の注意点

マンション管理費の値下げ交渉をする際は、サービスのクオリティ低下に注意しましょう。マンション管理費を安くしすぎると、サービス内容・質が乏しくなり、かえって不便を強いられる可能性もあります。住民から苦情が出てくることも考えられるでしょう。

また、管理会社と交渉する際は、双方にとってメリットとなる内容を提示する必要があります。過度な値下げ額の提示や無理な交渉は、管理会社との信頼関係にも影響します。管理会社にとってメリットがあり、かつマンション管理費値下げにつながる内容を提案しましょう。

マンション管理会社は、デベロッパー系と独立系の2種類に分けられます。それぞれの特徴やメリット・デメリットを整理しました。

デベロッパー系と独立系のメリット・デメリットを比較

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特徴 メリット デメリット
デベロッパー系
         
  • マンションの売主である
    大手デベロッパーの
    グループ企業。
  • 経営基盤が安定している。
  • 管理の質や
    スタッフの質が高い。
  • 親会社との情報共有で
    迅速なトラブル対応が可能。
  • 管理会社を
    自由に選べない場合が多い。
  • 管理費が高額になりやすい。
独立系
  • 親会社を持たない
    独立した管理会社。
    マンション・ビル管理を
    専門業務とする企業。
  • 管理委託費用が比較的安い。
  • 柔軟な対応や
    独自サービスが可能。
  • 修繕工事の業者を
    自由に選択できる。
  • サービスの質が
    低下するリスクがある。
  • 急なトラブル対応が
    難しい場合がある。

デベロッパー系は、ブランド力や高い知名度があるため、安心してマンション管理を任せられるのが大きなメリット。

一方で、独立系はコスト削減や柔軟な対応力といった、デベロッパー系にはない強みを持っています

しかしながら、独立系はデベロッパー系ほどの知名度がないため、サービスの品質や評判についてしっかりと調査・比較する必要がある点が課題です。

そこで、独立系のマンション管理会社を賢く選びたい方に向けて、編集チームが信頼できる管理会社を徹底的に調査しました。

       
解決したい不満から選ぶ
大阪の独立系
マンション管理会社3選
大阪のマンション管理会社38社を調査し、3つの不満を解決できる大阪の独立系マンション管理会社をピックアップして紹介します。
  • 共用部の美観が保たれていない
  • 清掃回数が少なく、汚れが蓄積している。
  • 細かい部分の清掃が行われていない。
こんな管理会社に
お悩みなら...

共有部の清掃業務に
重点をおく

カシワバラ・デイズ
カシワバラ・デイズ
引用元:カシワバラ・デイズ公式HP
https://www.kashiwabara-days.co.jp/lookfor/
特徴
  • 自社社員による清掃の内製化により、清掃品質のばらつきを防ぎ、隅々まで清潔な環境を維持。居住者や来訪者に快適で心地よい空間を提供します。
  • 窓口のスタッフへ何度も連絡しないと動いてくれない
  • 共用部分の照明が切れたまま放置されることが多い
こんな管理会社に
お悩みなら...

管理スタッフへ教育に
重点を置く

浪速管理
浪速管理
引用元:浪速管理公式HP
https://www.naniwakanri.co.jp/
特徴
  • 管理スタッフの業務の質を向上させるため、定期的な研修を実施。1年ごとに研修内容を冊子にまとめ、組合へ提供してくれるので、教育内容と現場が合っているのかを確認し指摘できる。
  • 修繕の相見積もりを依頼したが、返事がない。
  • 値上げの説明がなく、契約内容が不透明。
こんな管理会社に
お悩みなら...

現場と本部の連携
スピードに重点をおく

日本住宅管理株式会社
日本住宅管理株式会社
引用元:日本住宅管理株式会社公式HP
https://www.njk21.co.jp/
特徴
  • 理事会や契約・支払いをオンライン化。リアルタイムで担当者に共有されるため、手続きの手間を減らしながら、伝達ミス防止や対応漏れを最小限に抑えられる

評判の良い管理会社を徹底調査! 大阪のマンション管理会社 おすすめ3選