知って得するマンション管理会社の選び方ガイド 大阪編 » 【基礎編】マンション管理会社とは?役割や業務を解説 » マンション管理費用の相場とは

マンション管理費用の相場とは

毎月の管理費用が高いな…と感じながらも、そのまま何となく払い続けている人もいるでしょう。しかし、ほかのマンション管理費の相場と比較してみなければ、そもそも高いのか安いのかもわからないはず。ここでは、マンション管理費の内訳や相場について詳しくまとめてみました。相場を知ることで、これからは納得して支払えるようになるかもしれません。

管理費用に含まれるものとは?

マンションの管理費はどのように使われているのでしょうか。まず、管理費に含まれる項目について知っておきましょう。

おもな管理費の内訳は、以下のとおりです。

管理費の内訳

管理費用を左右する要素とは?

マンションの管理費用を左右する要素は、

と言われています。

2011年に(株)不動産経済研究所が首都圏のマンション管理費を調査したデータでは、1㎡あたりの管理費を、物件の規模や階数、利便性で比較して検討しています。 たとえば、2011年の首都圏での調査結果を見てみましょう。

マンションの1㎡あたりの管理費を総戸数別や階数別にまとめてみると、以下のとおりになります。

マンションの総戸数別管理費

※単位:円
1㎡あたりの金額

マンションの階数別管理費

※単位:円
1㎡あたりの金額

マンションの利便性別管理費

※単位:円
1㎡あたりの金額

※参照元:【PDF】不動産経済研究所公式HP/首都圏マンション管理費調査2011年(調査データを参照)
(https://www.fudousankeizai.co.jp/share/mansion/102/md20120830.pdf)
2023年4月25日時点。

管理費が高くなる条件・安くなる条件

マンション管理費の相場については、マンションの規模や施設の違いによって、もちろん差が生じます。一般的に、総戸数が20戸以下など戸数の少ないマンション、または1,000戸以上・20階以上の高層マンションになると、管理費が高額になる傾向があるようです。

小規模なマンションの管理費が高額になる理由

大きなマンションの方が、管理費が高くなるのでは?と考える人もいるかもしれませんね。

戸数が少ないマンションの方が高くなる理由は、 維持管理費用を少ない戸数で負担しなければならないからです。
わかりやすく説明していきましょう。

たとえば、50戸のマンションと20戸のマンションがあるとします。それぞれエレベーターが1基設置されています。その管理費用を、50戸で負担するのと20戸で負担するのとでは、どちらが高くなるでしょうか。

答えは明白ですね。

少ない戸数で管理費を負担しなければならないので、小規模なマンションの方が高額な管理費になる。
先ほどはエレベーターを例に挙げましたが、管理人の人件費や設備の清掃代など、マンションの規模に左右されない費用が多数あるため、小規模なマンションは必然的に管理費が高くなってしまうのです。

高層マンションの管理費が高額になる理由

データからもわかるように、20階建て以上の高層マンションは管理費が高くなる傾向にあります。

その理由として、消防法によって設置が定められた高層建築物ならではの設備があるからです。
15階建て以上の高さ31m以上の建築物には非常用エレベーター、高さ100m以上の建築物にはヘリポートの設置がそれぞれ義務付けられています。 以上のように、小規模マンションにはない設備の維持・管理のため、管理費が高額になるのです。

さらに、高層マンションにはさまざまな設備やサービスが付随しているケースが多く、それらを運営する維持費もかかります。コンシェルジュ、フィットネスクラブなどといった住民向けのサービスが充実しているマンションも多くあるため、管理費が高くなるのでしょう。

興味深い傾向としては、駅に近い物件の方が、管理費が高い傾向にあります。特に、駅から5分以内のマンションが高額になっていることから、利便性の高さに比例していると考えられます。

住んでいる物件の条件をチェックし、管理費が高額だと感じたら、管理費の見直しを管理会社に提案してみるのもいいかもしれません。

編集チームのまとめ

マンションの管理費用は、いくつかの条件によって変わります。サービスの内容はどこも同じに見えてしまう管理会社。実際にプレゼンを受けて、価格で決めてしまっていたということはありませんか?管理費の正しい相場やそれぞれの業務の適正金額を知り、実際に問い合わせてみることも重要です。

マンションの管理・運営は、管理会社と協力していくことが大切です。このサイトでは、大阪の管理会社をもれなく調査し、詳しくまとめています。管理会社を見直す際は、ぜひ参考にしてください。

アイミツ取るならここは抑えて!
大阪でおすすめのマンション管理会社3選

【大阪府】マンション管理会社
38社を一覧で見る

マンション管理会社は、デベロッパー系と独立系の2種類に分けられます。それぞれの特徴やメリット・デメリットを整理しました。

デベロッパー系と独立系のメリット・デメリットを比較

▼スクロールできます▼

特徴 メリット デメリット
デベロッパー系
         
  • マンションの売主である
    大手デベロッパーの
    グループ企業。
  • 経営基盤が安定している。
  • 管理の質や
    スタッフの質が高い。
  • 親会社との情報共有で
    迅速なトラブル対応が可能。
  • 管理会社を
    自由に選べない場合が多い。
  • 管理費が高額になりやすい。
独立系
  • 親会社を持たない
    独立した管理会社。
    マンション・ビル管理を
    専門業務とする企業。
  • 管理委託費用が比較的安い。
  • 柔軟な対応や
    独自サービスが可能。
  • 修繕工事の業者を
    自由に選択できる。
  • サービスの質が
    低下するリスクがある。
  • 急なトラブル対応が
    難しい場合がある。

デベロッパー系は、ブランド力や高い知名度があるため、安心してマンション管理を任せられるのが大きなメリット。

一方で、独立系はコスト削減や柔軟な対応力といった、デベロッパー系にはない強みを持っています

しかしながら、独立系はデベロッパー系ほどの知名度がないため、サービスの品質や評判についてしっかりと調査・比較する必要がある点が課題です。

そこで、独立系のマンション管理会社を賢く選びたい方に向けて、編集チームが信頼できる管理会社を徹底的に調査しました。

       
解決したい不満から選ぶ
大阪の独立系
マンション管理会社3選
大阪のマンション管理会社38社を調査し、3つの不満を解決できる大阪の独立系マンション管理会社をピックアップして紹介します。
  • 共用部の美観が保たれていない
  • 清掃回数が少なく、汚れが蓄積している。
  • 細かい部分の清掃が行われていない。
こんな管理会社に
お悩みなら...

共有部の清掃業務に
重点をおく

カシワバラ・デイズ
カシワバラ・デイズ
引用元:カシワバラ・デイズ公式HP
https://www.kashiwabara-days.co.jp/lookfor/
特徴
  • 自社社員による清掃の内製化により、清掃品質のばらつきを防ぎ、隅々まで清潔な環境を維持。居住者や来訪者に快適で心地よい空間を提供します。
  • 窓口のスタッフへ何度も連絡しないと動いてくれない
  • 共用部分の照明が切れたまま放置されることが多い
こんな管理会社に
お悩みなら...

管理スタッフへ教育に
重点を置く

浪速管理
浪速管理
引用元:浪速管理公式HP
https://www.naniwakanri.co.jp/
特徴
  • 管理スタッフの業務の質を向上させるため、定期的な研修を実施。1年ごとに研修内容を冊子にまとめ、組合へ提供してくれるので、教育内容と現場が合っているのかを確認し指摘できる。
  • 修繕の相見積もりを依頼したが、返事がない。
  • 値上げの説明がなく、契約内容が不透明。
こんな管理会社に
お悩みなら...

現場と本部の連携
スピードに重点をおく

日本住宅管理株式会社
日本住宅管理株式会社
引用元:日本住宅管理株式会社公式HP
https://www.njk21.co.jp/
特徴
  • 理事会や契約・支払いをオンライン化。リアルタイムで担当者に共有されるため、手続きの手間を減らしながら、伝達ミス防止や対応漏れを最小限に抑えられる

評判の良い管理会社を徹底調査! 大阪のマンション管理会社 おすすめ3選