毎月の管理費用が高いな…と感じながらも、そのまま何となく払い続けている人もいるでしょう。しかし、ほかのマンション管理費の相場と比較してみなければ、そもそも高いのか安いのかもわからないはず。ここでは、マンション管理費の内訳や相場について詳しくまとめてみました。相場を知ることで、これからは納得して支払えるようになるかもしれません。
マンションの管理費はどのように使われているのでしょうか。まず、管理費に含まれる項目について知っておきましょう。
おもな管理費の内訳は、以下のとおりです。
マンションの管理費用を左右する要素は、
と言われています。
2011年に(株)不動産経済研究所が首都圏のマンション管理費を調査したデータでは、1㎡あたりの管理費を、物件の規模や階数、利便性で比較して検討しています。 たとえば、2011年の首都圏での調査結果を見てみましょう。
マンションの1㎡あたりの管理費を総戸数別や階数別にまとめてみると、以下のとおりになります。
※単位:円
1㎡あたりの金額
※単位:円
1㎡あたりの金額
※単位:円
1㎡あたりの金額
マンション管理費の相場については、マンションの規模や施設の違いによって、もちろん差が生じます。一般的に、総戸数が20戸以下など戸数の少ないマンション、または1,000戸以上・20階以上の高層マンションになると、管理費が高額になる傾向があるようです。
大きなマンションの方が、管理費が高くなるのでは?と考える人もいるかもしれませんね。
戸数が少ないマンションの方が高くなる理由は、 維持管理費用を少ない戸数で負担しなければならないからです。
わかりやすく説明していきましょう。
たとえば、50戸のマンションと20戸のマンションがあるとします。それぞれエレベーターが1基設置されています。その管理費用を、50戸で負担するのと20戸で負担するのとでは、どちらが高くなるでしょうか。
答えは明白ですね。
少ない戸数で管理費を負担しなければならないので、小規模なマンションの方が高額な管理費になる。
先ほどはエレベーターを例に挙げましたが、管理人の人件費や設備の清掃代など、マンションの規模に左右されない費用が多数あるため、小規模なマンションは必然的に管理費が高くなってしまうのです。
データからもわかるように、20階建て以上の高層マンションは管理費が高くなる傾向にあります。
その理由として、消防法によって設置が定められた高層建築物ならではの設備があるからです。
15階建て以上の高さ31m以上の建築物には非常用エレベーター、高さ100m以上の建築物にはヘリポートの設置がそれぞれ義務付けられています。 以上のように、小規模マンションにはない設備の維持・管理のため、管理費が高額になるのです。
さらに、高層マンションにはさまざまな設備やサービスが付随しているケースが多く、それらを運営する維持費もかかります。コンシェルジュ、フィットネスクラブなどといった住民向けのサービスが充実しているマンションも多くあるため、管理費が高くなるのでしょう。
興味深い傾向としては、駅に近い物件の方が、管理費が高い傾向にあります。特に、駅から5分以内のマンションが高額になっていることから、利便性の高さに比例していると考えられます。
住んでいる物件の条件をチェックし、管理費が高額だと感じたら、管理費の見直しを管理会社に提案してみるのもいいかもしれません。
マンションの管理費用は、いくつかの条件によって変わります。サービスの内容はどこも同じに見えてしまう管理会社。実際にプレゼンを受けて、価格で決めてしまっていたということはありませんか?管理費の正しい相場やそれぞれの業務の適正金額を知り、実際に問い合わせてみることも重要です。
マンションの管理・運営は、管理会社と協力していくことが大切です。このサイトでは、大阪の管理会社をもれなく調査し、詳しくまとめています。管理会社を見直す際は、ぜひ参考にしてください。
アイミツ取るならここは抑えて!
大阪でおすすめのマンション管理会社3選
小回りの利く
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設立当初から他社竣工の物件を管理してきたノウハウにより、きめ細やかな対応、理事会運営のサポート等に長ける。
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